S君の運転で、2時間ほど。週末のドライブ感覚で、「Route des Grands Crus グラン・クリュ街道」を走ってまいりました。 この街道、美しいブドウ畑にをサイドに北上するだけで名ワイン産地の村々を回れるのが嬉しいところです。
土曜日のボーヌ Beaune は市がたっていました。
秋を感じさせるかぼちゃ系の野菜やきのこがいっぱい!
マルシェを歩いていると、チーズ屋のおっちゃんが「はいよ、味見!」とチーズを差し出してきました。
あうー。味見はしたいんだけれど、これ食べちゃったら買わずには立ち去れないよー。
勿論、味見だけして、「美味しかった☆ じゃあねっ( ´Д`)ノ~」と立ち去って何の問題もないのです。
ところが、何ともチキンな私はそれが心苦しい。「食べたのだから、ちょっとでも買わなくちゃ」という気持ちが働いてしまう。周りに試食している人が10人くらいいたら大丈夫なのですけどね。損な性分…。
ということで、おっちゃんから「味見!」と差し出されたチーズ一口を目の前に、頂くか頂かないか決めかねて、固まっておりました。すると、
S 「あ、どーもー パクッ」
貰っちゃったS君Σ(゚д゚lll)ガーン!?まあ、試食頂くのは普通ですからね
おっちゃん 「マドモアゼル、ほら どうぞ!」
私 「ど、どうも…(負けた…でもこのチーズすごく美味しい)」
さあ、ここでスムーズに去れるか、私!?
私 「えーっと…
…無理でした。
しかもこの一切れ、11€ (約1500円)。 高っ
1㎏あたり34€ (5000円弱)だったので、300gくらいあったようです。一切れ厚すぎるよ、おっちゃん。
それでも、非常に美味しかったので良しとします。
その名も Beaufort ボーフォール というこのチーズ。
ブリヤ・サヴァランというフランスの美食家(本職は法律・政治家)が、「グリュイエールのプリンス☆」と讃えたほどの美味しさ。
グリュイエールの仲間の、牛乳で作られたハードタイプチーズです。
産地は、フランスの山地サヴォワ地方
一口かじると、パァーっ☆。.:*:・'゜ヽ( ´ー`)ノ と広がる、華やかな味。塩気と味の濃いチーズではありますが、ナッツやトロピカルフルーツの軽やかさが感じられます(※あくまでイメージです)。
このボーフォールと合わせるのはどんなワインがいいかしら?
と思って調べたところ、日本とフランスのサイトで面白い違いが。
日本のサイトでは、シャブリ(ブルゴーニュ。すっきりとした辛口、ミネラル感)がまず第一チョイスのコメントに対し、フランスのサイトではチーズの産地と同様ジュラやサヴォアの辛口(例えば、ルセット・ドゥ・サヴォワ 辛口、アロマ強)とムルソー(ブルゴーニュ。コクと余韻がある、ボリューム感)が挙げられているのをよく見かけました。
ルセット・ドゥ・サヴォワ 飲んだことがないので、次回ワインショップに行ったときにチェックしてみます。
ルーセット・ド・サヴォワ“フランジー"[2013]年・ドメーヌ・ブリュノ・リュパン元詰・限定品(...
価格:1,922円(税込、送料別) |
私は、このくらいインパクトのあるチーズならば、すっきりとしたものよりある程度酸味とコクのある白ワインの方でガツンといかせたいな、と思います。
といっても、私たちはアドバイスを完全無視 その晩ブルゴーニュの赤と頂きました(・ω<) テヘ (このブル赤のレポはまた後日。)
さあ、ボーヌのマルシェはお昼で終わり。私たちもご飯休憩ということで、レストランに入りました。
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