Tuesday, 6 October 2015

フランスで失礼にあたること

フランス女子Lが勝手にいじったせいで、我が家の洗面台に繋がる水道管が水漏れした件の続きです。

液体ジョイントを買ったりしたら、費用が15ユーロ(2000円くらい)かかりました。

もともとLがいじったせいで水漏れするようになったので、たかだか2000円ですが彼女にも費用を折半してもらおうと思いました。はい、ドケチです 私ボンビーだし、無駄に使えるお金は極力減らしたいのです。いくらケチだと思われようとも!ヽ(`Д´)ノ 彼女か何もしなけりゃ出さなくてもいい出費だし

私 「ということで、協力してくれる?
L  「え? フランスではそういうのすごく失礼だよ。飲み会を自分の家でやるんだったら、モノが壊れるとかそういうリスクを承知の上でやるのよね。私だって自分の家で何回もパーティーして、いろんな人がグラスやらなんやら壊してるけど、その分を請求したことなんて一度もないわ。フランスではそういう理由で請求するの、すごく失礼なことなのよ!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!」 

そんな言われてこっちがびっくりだわ

うーーむ。
確かにね、2000円、折半して1000円なんて大した額ではないです。でも私がLの立場だったら、モノを壊したのは確かに自分だし、代金の半分と言わず全額支払います。
そりゃあね、これが私が親しくない人だったら、こんな請求はしません。でもよく知っているLだからそ、お願いをしたのです。いつまでも対等な関係を続けようと思って。
少ない金額でお金の話を出すのは、日本でもフランスでもまったくもってスマートでないことは十分承知の上。
でもスマートでない以上に、フランスではとんでもない失礼にあたるっていうのなら、仕方がない。

また、100歩譲って、飲み会を自宅でした責任として、私がこの費用を負担するとしましょう。それでも、金額よりも大事なことがあります。

礼節を心得る人間として

・ 他人の家で無断で洗面台解体
・ 結果、水漏れ

の状況であれば、「ごめん」の一言はあって然るべきなのでは?
彼女は一向にこの一言を言ってくれない!(;´д`)ノ お金よりこの言葉が欲しいのよ

水道屋さんを呼ぶまでではなかったものの、3日はこの洗面台使えなかったんだぞー
グラスのひとつやふたつ壊れたのとは違う苦労があったんだぞー

なんだか釈然としないままでしたが、あまりにも「失礼」と連呼されたので、
私 「そんなに言うのだったら、もういいわ。郷に入っては郷に従え。それがフランス流だっていうなら、それに従います。私がただケチなだけかもしれません。
と、この話自体を取りやめにしました。

これが日本だったら、
・ まず無断で洗面台を解体しない←これ基本
・ 「水漏れでミニ修理が必要だった」と言った時点で「え!?その費用、原因である私が持ちます!ごめん!」

と、わざわざ金額を出してお願いするよりも前に、原因を作った人から提案と「ごめん」の一言があるんじゃないかしら?どうかしら?

ちなみに、これがストーブを壊したりなど数万円の損失だったら、請求しても失礼じゃないそうです。

というわけで、
教訓 : 宅飲み・ホームパティ―のリスクは自己負担。分散はできません。

私自身のケチさも困ったものですが自覚(´д⊂)‥ハゥ、謝れないフランス人も相当困ったものです。

ちなみに、これ以後は彼女が我が家に来たら、「勝手にアブノーマルなことをするのは禁止」令を出そうと思います。ちゃんと許可を取ってからね





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