Tuesday, 29 September 2015

[映画] Dheepan ディーパン―パルムドール受賞 [感想]

映画「Dheepan」を見てきました。

仏人監督 Jacques Audiard の作品で2015年カンヌ映画祭のパルムドール(一番偉いやつ)を受賞した作品です。

スリランカに内戦があったことをご存じですか?
ところで、スリランカってセイロンティーのセイロンのことなんですね。

スリランカの内戦とは、多数派シンハラ人(75%)(仏教)vs少数派タミール人(15%)(ヒンドゥー教)の戦いをさします。少数派タミール人で、シンハラ人の政権から独立したい人たちは武力組織LTTE(タミル・イーラム解放のトラ)を結成して、戦闘します。実は、イギリスの植民地時代にイギリス人たちは少数派タミール人を優遇する政策を取っていて、その反動でスリランカが独立したあとは政権を握ったシンハラ人が自身の民族を優遇するようになったのです。1983年から2009年まで続いたこの戦闘はなんとか収まったものの、多くのタミール人が難民となったそう。

「Dheepan」はこの内戦を背景に、身寄りのないタミール人3人が家族と偽ってパスポートを取得し、フランスへ逃げる話。ところが、難民申請先のフランスでも、銃声が鳴り響く平和とは程遠い生活を強いられるわけです。というのも、彼らが生活できるようなところはシテと呼ばれる郊外の治安が悪い地域。不良同士の戦争があるわけです。そこでどうやって生きていくか…。

この映画のテーマは二つ、内戦シテ(住居があつまる区画のこと。特に危ない区画に対して使うことが多い気がします)に対する非難ではないかと思います。あとは逆境に対して人間がどうやって対応するか。
ただ、シテの治安の悪さはちょっと極端に描かれすぎな気もします。私自身パリ郊外の移民街、わりとガラが悪くて有名なところに2か月ちょい住んでいましたが、危ないと感じたことは特にありませんでした。珍しいことなのでしょうかね。
フランスのことをよく知らない人がこの映画を観たら、フランスってやばい国なんじゃないかと勘違いしそうです。

最初から最後まで、難民3人のことが心配すぎてはらはらしっぱなしの、見ごたえのあるえいがでした。戦争や暴力を引き起こす人間って馬鹿ですね。

映画は、最後がまた極端にイデアリストな終わり方でしたが、まあハッピーエンドで良かったです!単純
これでハッピーエンドでなかったら、次の一週間くらいは鬱々と過ごすことになっていたかも。

この映画がパルムドールをとったことにみんなが驚き(゚д゚)!だったようですが、恐らく移民問題を扱ったテーマが評価されたのだろう、と言われているようです。

確かに欧州では、大問題。この話題をニュースやラジオで聞かない日はありません。
嫌でも移民問題を身近に感じずにはいられない。

ただ、現時点でニュースになっているのは中東からの移民です。
なのでこの映画の「スリランカからの移民」という設定に、どきっとさせられました。ニュースで報道されなくとも、注目されている場所以外からも逃れてくる人は存在するのです。

メディアで取り上げられることのみに目を奪われることのないように、と心を改めた次第です。

Monday, 28 September 2015

フランス片田舎ー日曜日の過ごし方

フランスはEU最大の農業国 (農業生産額No.1)であり、少し都市を離れるとすぐ農地ののんびりとした情景を堪能することができます。

牛、ヤギ、馬、向日葵畑や麦畑…

リヨンから30分くらい車で走らせると、ヴィエンヌという小都市があります。この近くに実家があるS君。この日は、S君とそのご家族と、ヴィエンヌから更に車で10~15分くらい離れた場所で、田舎散歩です。


道を歩いていると牛がちらほら…
子牛が生まれた模様↓



こうして、田舎のゆったりとしたリズムで過ごしていると、つい昨日の都会の喧騒なんて嘘のよう。


こういう生活もあるのねー( ゚д゚)ポカーン


都市で働いて、田舎町に家を持ち、自然に囲まれて暮らす。
仕事場と家が車で30~40分の距離なら全然可能なことですね。

東京育ちで、土日もひきこもっていた私にとっては、目を見開かせられる経験でした。
しかも散歩に至っては、全くしたことがないせいぜい表参道と渋谷の間くらいだわ!

自然と動物に囲まれて、1~2時間散歩をしたりしながら土日を過ごすだけで、一週間の仕事疲れがふっとびます。

ライフスタイルは人それぞれですが、今まで都会、しかも東京の暮らししか経験してこなかった私にとっては、こうした暮らしなど考えてもみないものでした。
私は都会っ子としての習慣が身についているので、都会から離れて暮らすのは嫌だけれど、定年後や子供の自立後(まだ結婚もしてないけど(;´∀`))にこうした片田舎で生活するのは全くもって悪くない。自分でトマトやかぼちゃ栽培しちゃおっ

自分のライフスタイルの選択リストに「田舎生活(定年後)」が加わったのでした。

その前に、田舎に家を買えるくらいのお金を稼がないと!


Thursday, 24 September 2015

ビジネス ネットワーク―『パーソナル ブランディング』

他の欧州各国も同様だと思いますが、フランスはコネ社会です。

ビジネスや就職もコネのあるなしで天と地の差。インターンや仕事を探す時も、「まずは親や知り合いのコネを使いなさい」と大学の指導官が言うくらいです。就職難が続くフランスでは、いくら履歴書を送っても面接に呼ばれることすら難しい。ところが、コネさえあれば、採用されるかは別として、とりあえず面接まではたどり着けることが多いです。

コネ社会、身一つでぽんっと入り込んだコネクションのない外国人にとっては辛いものがあります。
知り合いいないんだものー。・゚・(ノД`)・゚・。

なので、自身のネットワークを広げるべく活動することにしました。

あんまりこういうの得意じゃないんだけど、友達の一人でも増えたらいいや、くらいの軽い気持ちで、面倒くささ(汗)を追っ払うことしたのです。

まずは、友人が参加し始めた国際交流ネットワークへの登録。ビジネスから行楽まで、あらゆるイベントがこのネットワークを通して開催されています。

昨夜は、ビジネスコンファレンス、『パーソナル ブランディング』というテーマの講演会へ参加してきました。

講師は、マーケティングの教授とキャリアアドバイス・人材紹介職の二人。
内容は、大筋で日本の就活本に書いてあることと同じでした。

― パーソナルブランディングとは自分のことをマーケットで売るプロセス
― 自分が今までにしてきたことに対して、『なぜ』を突き詰めること
― 自分のユニークなポイントを見つけること

一番心に残ったのは、「一見簡単に見えるけれど、こうしたプロセスを達成するにはは時間がかかる」と講師が言っていたこと。確かに、自分自身のことはなかなか客観的に見れませんからね。時間がかかるのは当然と考えて、客観的かつ多角的に自分の経験を掘り下げていくのがベストなようです。

さて、この講演会。ビジネスネットワーキングも兼ねています。いろんな人と出会いに行かなければ!なんだか婚活みたい(*´Д`)


結果、変な人としか話せませんでした。

①エンタープランナー社長
自分のことを長々と話す。でも声が小さすぎて聞き取れない…。・゚・(ノД`)・゚・。
最後の方は、適当に相槌を打って終わりました。

②観光業のおじさん
ひとの話を聞いていないようで、何度も同じことを繰り返して話さなければいけませんでした。
しかも上目使い…ギロッって擬音語がぴったり

③紫シャツ
これが問題。
始めは普通に話していたのです。ところが、彼の方が 
紫シャツ 「サイドビジネスに興味ある?講演会があるんだけど…」と話し始めました。
私     「うん、まあSOHOとか副業については知りたいと思う。自分がやるかやらないかは別として。
紫シャツ 「じゃあ講演の詳細送るから、アドレスと電話電話番号を教えてもらってもいい?

教えちゃった!

最初は、真面目な講演会かと思ったのですよ。ノウハウとリスクを説明するような。←単純すぎ、バカ
ところが、紫シャツが

投資がなんちゃらかんちゃら・・・

となんだか、怪しい方向に話を向け、講演会のテーマの詳細を聞こうとしても教えてくれない。

これが巷で言う 詐欺か (σ・∀・)σ

とりあえず、紫シャツからの連絡を待ち、笑いのネタにしようと思います。


このパーソナル・ブランディング講演会の最大の収穫は、可愛いポーランド人の女の子でした。
でも、連絡先貰うの忘れた。号泣



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ラグビー ワールドカップ

日本代表vsスコットランド代表の試合、南ア戦戦勝後とあって、誰もかれもものすごく気合いが入っていましたね!!

結果は、残念ながらかなりの点差を付けられながらの敗北でしたが、選手の健闘ぶり、はらはらどきどきしながら楽しませていただきました。

トライに挑むときの、あの緊張感と選手のパワープレーが堪りません。

私は所謂にわかスポーツファンで、ワールドカップやオリンピックなどの大舞台の時にだけ、スポーツに入れ込みます(;´_`) 

今はこんな私も、小学生の頃はそれはそれは熱烈な野球オタク、大のジャイアンツファンで、毎日試合を記録した『ジャイアンツ日記』を付けていたほど。『プロ野球珍プレー好プレー』は欠かさず録画し、巨人関係の番組は全て網羅しようと毎朝の新聞テレビ欄チェックを欠かさず行ったものです。新聞を毎日読む習慣はここから始まりました
SMAPの仲居君やタレントの徳光さんが、巨人ネタで全盛期の頃のお話です。珍プレー好プレー今でもやっているかしら?

それが、中学受験のために塾に行き始め、巨人中心の生活からお勉強中心の生活になるにつれ、野球に割くことができる時間が減っていったのです。

野球見るくらいなら算数の問題3問解け!

こんな勢いでした。
受験勉強の為、野球から離れて2年。

晴れて評判の良い学校に受かった時には、すっかり私の時間の観念が変わってしまっていたのでした。

スポーツ観戦(とおっかけ)<<<<<<<<<<<<<勉強


・・・・


こうして子供は受験戦争を潜り抜け、大人への階段を登るのか…

時は金なり』『勉強=良い学校=良い会社=金』を身に刷り込むステップの第一段でした。
無邪気にジャイアンツ日記をつけていた頃は楽しかったなぁ。遠い目
可愛いもので、巨人が勝った日にはウサギちゃんスタンプ(オレンジ色)、負けた日には変なスタンプ(青色)と、幼いながら日記にアレンジを加えていました。
野球選手の出身高校から身長体重、家族関係まで暗記してたなぁ…

恐らく私は一旦ものごとに入れ込むと、それが生活の中心になってしまう、影響されやすい性格なのです。それを自覚していて、そして恐れているので、趣味は広く浅く、如何なることにも深く入り込まないようにしよう、と意識的にも無意識のうちにもブレーキをかけているのだと思います。

それでも、今のところ問題はないので良いのですが、これからは何か力を入れる趣味とそうでないものの優先度をコントロールしながら、うまく楽しい人生を送れるようになれれば、と思います。


これは、ラグビー ワールドカップ開幕式の時に、ブリティッシュパブ@Wallace で飲んでいた時の写真 (外)↓ 

友人Lと二人でシャプチエコート・デュ・ローヌ (18€) 2本を空けてしまって、翌日後悔したのでした。 
パブはラグビーファンで満員、外にまで人が溢れだすくらいの、ラグビーワールドカップ初日でした。


次は10月3日!!! 


Tuesday, 22 September 2015

[ボジョレーで] スカットーネ scattone [ワインスープ]

フランス人S君がイタリアのモリーゼ地方の友人から教わったという郷土料理 「スカットーネ scattone」。

なんと赤ワインのスープのパスタです。何じゃそりゃーΣ(゚д゚)

私たちが使ったのは、イタリア人の友人Mから貰ったボジョレー。

彼女は今年9月の初めに、ボジョレーのワイン農家でぶどうの収穫バイト=ヴァンダンジュをしてきたとのこと。そのお土産にこのボトルを頂きました。ワインを瓶詰しただけの、ラベルもまだない状態のこのボトル。お味は普通の安価なボジョレーという感じで、味が薄かったです。料理用決定( ´∀`)b

















さあ、赤ワインのスープパスタはというと、こんな感じ。

























見るからに、ワインスープ。名前の通りですね。

オレキエッテやペンネッテのようなショートパスタを茹で、スープ皿にその茹で汁と赤ワインを加えて食べるスープパスタです。赤ワインをそのまま加えるのです*。目分量で。

*私たちは、赤ワインをそのまま皿に加えましたが、いったん鍋に移して茹で汁と共に火を入れるレシピもあります。

ワインがパスタの茹で汁でかなり薄まり、アルコールもワインの味もしません。なんだか梅やプラムのような酸味があるように感じました。

んーー、とびきり美味しいわけではないけれど、体は温まるし、何より洗練されていない感じが当に田舎の素朴な料理という印象。

きっと、イタリアの片田舎、各家族が自分の畑で細々とブドウを栽培し自家製ワインを造っていたのでしょう。いつも飲んでいるワインと、いつも食べているパスタ。
テーブルワインだし、沢山あるし、そうだパスタに入れちゃえー!みたいなノリで出来た一品ではないでしょうか。

いつものパスタに飽きて、料理が面倒になったときや、病み上がりなんかに良さそうです。



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Saturday, 19 September 2015

[フランス ワイン] Tavel タヴェル [ロゼ] 

Tavel Les Coteux des Louanges
















色:ロゼ
地域: コート・デュ・ローヌ
ぶどう: Grenache, cinsault, mourvèdre, syrah, carignan  そして時々白品種も。
値段:5ユーロくらい? 作り手の名がないので共同生産か何かなのでしょう。安いし。

アヴィニョンの、ローヌ河をはさんで北西。

タヴェルはコート・デュ・ローヌのAOCの中でも唯一ロゼしか作りません

どれも綺麗なサーモンピンクやルビー色。なので食卓でも色が映えます。女子会やパーティーなんかに良いですね。

存在感のある味で、花・果実・フレッシュさ、アーモンドが凝縮された感じ。

かのバルザックは、タヴェルのロゼはその種では珍しく寝かせることのできるものである、とコメントしていたよう。

寝かせられるといっても、ワインのHPを見てみると大抵2~3年ほどで飲み頃みたいですけれどね。


私の写真では全部飲んじゃって色が分からないですが(σ'д`)
こんな感じの色です ↓

こちらは色の綺麗さが一目瞭然ですね。お値段もまあまあ。

Thursday, 17 September 2015

[フランスワイン] Maison Bonnard - "Préambule" [ロゼ]

Maison Bonnard - "Préambule"

メゾン ボナー  「プレアンビュル」

























コート・デュ・ローヌとサヴォワの間にある産地ービュジェ Bugey
地理的にはリヨンとジュネーブとシャンベリーのトライアングルの間あたりになります。

セパージュ
[赤] ガメイ、ピノ・ノワール、モンドゥーズ
[白] シャルドネ、アルテス等
50%以上のワインがで、40%程度が白、残り10%が赤だそう。

値段: 8.85€

リヨンのグルメイベントBodega Cote Saone に参加していたワイン生産者の一人から直接購入。
このイベントには20くらいの生産者のワインがテイスティングできたのですが、そのなかでもトップのクオリティーとコスパ!

甘めの泡で色も綺麗な赤ピンクなので、日本人の好みに合うのでは?


リピートしようと思うのですが、なにせ普通のスーパーやワインショップでは売ってないので、生産者さんのところへ直接連絡したほうが良さそうです。






メゾン公式HP
http://www.maisonbonnard.fr/

紹介
http://www.vinsdubugey.net/08_caves3.php?id=53


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Wednesday, 16 September 2015

[青かび] フルム・ダンベール [チーズ]


Fourme d'Ambert フルム・ダンベール


今週買ったのはこのチーズ。







フランス中部、オーベルニュ産の牛乳・青かびチーズです。
このチーズはもともと直径13㎝、高さ19センチの円筒形のチーズで、スーパーなどでは丸くスライス、または三角柱にカットしてくれます。
クリーム状というより、ぱさぱさしている外観で、青かびがびっしり中に詰まっています。

が!!

味は、そこまできつくなく、むしろまろやか。つんとした臭みと過剰な塩気がなく、牛乳の濃い味と嫌味のない青かびの味(当たり前)がします。
青かびチーズにこれから馴染もうとしている人や、普段は青かびが嫌いな人にもお勧めできます。

私は写真のようにはちみつか、いちじくのジャムを付けて焼いて食べるのがお気に入りd(゚∀゚d)

合うワインは、

― コート・デュ・ローヌ 赤
― 濃いめ 赤・白 ex バニュルス
― 甘め 赤・白

ぜひお試しあれ ↓ 






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Tuesday, 15 September 2015

ミニオンズ3 [映画]

ミニオンズ見ました。

すごく面白い!!!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

何が面白いって、彼らのボキャブラリーに抱腹絶倒なのです。

ミニオンズの製作チームを見てみると、かなりフランス人らしい名前が並んでいます。その影響か、ミニオンズのミニミニ言ってる言葉、実はフランス語、イタリア語、スペイン語の単語をごちゃまぜにしたものと思うのです。あとは日本語もw彼らが言っていることの全部がそうというわけっではないですが、結構な割合でこの3か国語喋ってます。

例えば、

ー アスペッタ アスペッタ! = 待って待って(;´д`)ノ マッテェェェ (伊語)

ー セ パーラ パーラ、 パーラバ =こっちこっち (仏語)

ー ラ マッキナ カプート = 機械 壊れてる! (仏語 と何か?)


日本語
ー YAKITORIIIIII
ー POUCHI, SAYONARA! 


そして一番、製作者のユーモアを感じさせるのが、このシーン;


スカーレット 「(英国エリザベス女王の絵画の前で)この人誰だかわかる?

ケビン     「うーーーー・・・・クカラッチャ?



クカラッチャ=ごきぶり (スぺ語)`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!


かの大英帝国の君主をGokiだと・・・
ついこの間、大英帝国史上最長の在位を記録したとニュースになっていた御人なのに・・・

約2分のところ↓





クカラッチャといえば、ジプシーキングスも、、、








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Monday, 14 September 2015

Lの不幸2-キャップ紛失

口唇ヘルペス4つができて非常にご機嫌ナナメな我儘フランス人L

ヘルペスに塗る薬を、私のアパートの洗面所で塗っていた時のこと。

私は夕食ホームメイド ハンバーガーの準備をしていたのですが、何やら彼女が洗面所でガタゴトやっている。
何事かと思って見てみると、なんか彼女がもう一人の友人と私の洗面台と水道管を分解しているーーー

え?ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ 

いや、いきなり?
ていうか、普通 他人の家で他人の洗面台を分解するときは、了解をとるよね?
なんで無言でそういうことするの?

L:クリームのキャップが落ちちゃったの。大丈夫 大丈夫~

・・・・

大丈夫じゃねえよ!このアパート古いんだよ!壊さないでーー!!(´Д`)

私は日曜大工が得意ではないし、あんまり自分でものを分解したり組み立てたりしないのです。
だから、私は横から見ているだけでしたが、何かあったらどうしようとハラハラしてました。

結局、彼女が落としたキャップは見つからず、洗面台と水道管を組み立てなおして元通りに…

・・・

・・・

って、水漏れしとるがなーー!!!

少しなんだけど。気が付いたのも翌日なんだけど。。
それでも、水漏れは水漏れ。

彼らが分解したときに、元からあったパッキング?が破れたらしい。
それを彼女にSMSで伝えて、液体ジョイントを買わなきゃからあなたの支払いでいい?と聞いたのです。

Lの返信: え ほんと? パッキングとかジョイントなんて見なかったけど。

いや、そういう問題じゃないから!
あなたのせいで水漏れしているのが事実なの!
ていうか「ごめん」の一言も言えないのかー!

自分の非を認めず、謝れない彼女のようなタイプの人。 疲れる(´Д`)ハァ…

さぁ、どうやって謝らせる方向に持っていこうか・・・

まあ、彼女は1週間スペインでのバカンスにまた旅立ってしまったけど。






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Sunday, 13 September 2015

ワインアプリ

私の舌と頭は馬鹿なので、見た映画や読んだ本、味わったワインですらすぐ忘れます。

でも、それでは勿体ないということで始めたのがワイン記録。
アプリを使って味、フレーバー、値段とミニコメントを残して、後からでも思い出せやすいようにしています。毎回記録したいのが本当のところですが、ワインを飲み始めると記録より、飲むことや友人とのコミュニケーションに没頭してしまって、現時点では記録率35%くらい。ダメダメじゃん
目標は100%!

これまでに何個かアプリを試してきましたが、現在利用してるのはVinicaというもの。
このアプリの優れた点は、ツイッタ―等SNSと連携していて、記録がネット上にも残るというところ。
というのも、以前のアプリはデータが携帯本体に記憶されるだけだったので、携帯を無くしたらそれで全てのワインの思い出たちがパーになってしまうわけです…(;´Д`)ウウッ…
一年に一回は携帯を盗まれるか失くすかしている私。
その度に、私の生まれ年のワインやもう今後飲めるかわからない高級・古酒ワインなどのデータが…涙
でも、このアプリならデータがSNS上に残るので、携帯をいくら失くしても大丈夫☆⌒d(´∀`)ノ

というわけで、このブログでのワイン紹介はアプリで私がメモしたページのコピーも載せようと思います。





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Saturday, 12 September 2015

Lの不幸1―口唇ヘルペス4つ

先日バカンス明けに友人らと私のアパートでお食事をしました。
せっまいサロンは5人集まるだけでキチキチなのですが、私の家に集まるのは久しぶりということで、快く場所を提供したのです。

食事は簡単なもの、ということでホームメイド ハンバーガーに決定。

親友Lと食材買い出しのために落ち合いました。Lと会うのは前日に続いて、二日連続。前日は元気そうに、日に焼けた肌を自慢していた彼女ですが、この日は約束通り落ち合うや否や「最悪 最悪 最悪ヽ(`Д´)ノプンプン」とご機嫌ナナメ。

L:見てよこれ。口唇ヘルペスが4つもできたの。最悪。
  
私:あらー大変。痛いよね。嫌ね。(あうー始まったよ誇張とオーバーリアクション(´Д`)ハァ…今晩はずっとこれに耐えるのか…)

そう、彼女は言うことが常に500%誇張、口が上手くて自己の正当化をさせたらピカイチなのです。
例えば今回も…

L:こんな4つも唇にヘルペスが出来ちゃって喋れないし。←いやいや、今日も普通の人の3倍は喋っていますよ。

L:ストレス多すぎだし。←あなた一か月前から休暇で、チュニジアや南仏でバカンス満喫してるでしょ。しかも今月もまるまる休暇でしょ。バカンスがストレスなんか。

L:とにかく最悪!←そうだね。

主観たっぷりの愚痴を聞かされて、ちょっとイライラしましたが、ここは受け流そう…。彼女の言うことにイライラするのは今に始まったことではないし、何か言ったところで彼女が聞き入れるわけでもないし。これからも彼女とは近しい友達でいたいから、彼女の発言を聞き流すテクニックを身に付けなければ…。

ここで、私とLにもう一人の友人が合流。

彼を見るや否や
L:もうーーこれ見て。最悪でしょ?

と、彼女はまた自分の不幸を語りだすのでした。
友人よ、ご愁傷様。彼女の愚痴長いから






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Friday, 11 September 2015

愉快な仲間

愉快な仲間紹介!
私にはここリヨンに親友が2人います。

L:フランス人♀
自己主張強し。10分黙っていることができない。友情に厚い。20代後半。

M:イタリア人♀
自己主張強し。Lより理性的で礼儀正しい。特技が「友達づくり(男女年齢問わず)(という名のナンパ)」。20代前半。


この2人、なんともアクが強いのですが、私を含めた3人の共通点 「酒好き」 によってなんとか均衡を保って遊んでいます。
週に最低1~2回は会っているので、なかなかタイトな関係ですね。

ブログでは彼女らとの笑いあり怒りありの日々の一片を綴ろうと思います。彼女らといると、楽しいっちゃ楽しいんですけれど、やっぱりイライラすることもあるのです。人間だもの。

そのイライラをブログで発散し、客観視するきっかけになればいい、というのがこのカテゴリーの目的です。今流行りのTVリアルショー的に軽ーく読んで、フランス・イタリアの若い女の子の生態ってこんな感じなのか、と一例として受け取って、笑ってください。

Thursday, 10 September 2015

リヨン基本情報

私が住む町、リヨンを紹介

というか、おフランスと言えばパリ、ニース、モンサンミッシェルが王道。

リヨンて何ソレ、(゚Д゚≡゚Д゚)ドコドコ? というのが、大方の日本人(フランスに詳しい人除く)の印象なのではないでしょうか。

五角形のフランス、パリとマルセイユを結ぶ線上に位置します。ヨーロッパの他の街へ旅行するのに大変都合の良く、ジュネーブやミラノまで車で2時間、ローマやバルセロナ、ロンドンまで飛行機で1~2時間ほどの時間で行けます。




リヨンの街自体は9区からなっていますが、経済・生活圏はその周囲にまで広がります。

リヨン9区 : 人口 50万人 (パリ&マルセイユに続き3番目) 面積 50 km2
リヨン圏 : 人口 222万人 (パリに続き2番目)                   面積  6 000 km2 

ちなみに東京は
23区   : 人口 92万   面積 623 ㎞2
東京都 : 人口 135万人 面積 2200㎞2


リヨン名物
― 『星の王子様』 著者のサンテグジュペリ出身
― 映画生みの親、リュミエール兄弟のお家(現映画博物館)
― 第二次世界大戦中のレジスタンス
― 肉!
― ワイン!
等々

ローヌ川とソーヌ川の二つの河川が流れるこの小ぢんまりとした街は、そこに生活する者にとって惜しみない魅力を提供する愛せずにはいられない都市です。

このブログではそのチャームポイントを紹介できたらと思います。


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ブログ開始

日々感じたこと、食べたもの、飲んだワイン、見た映画等々の記録。

折角経験したものを忘れないように、そして思考整理のために一週間に一回は定期的に更新することが目標( ノ゚Д゚)

それになにより、海外暮らしで日本語をアウトプットする機会など皆無なので(日本人の友達いない…(ノД`)、日本語の表現力の衰えに対抗する良いきっかけになればと思います。母国語なのに全く使わないなんて寂しいですものね。

ところで、私のブログ上での名前は「Nikita」。
日本人のくせに洋名だなんで調子ぶっこいてんじゃねえぞ<丶`Д´>大和魂忘れたか!と、私が読者だったら思いますが、この名前にはきちんと由来があるのです。

以前、モンブランのふもとに住む友人宅にお邪魔になったとき、彼女のお友達らとわいわい飲み会をしました。彼女の幼馴染Pが、べろんべろんに酔って、最後は鼻から蒸留酒を飲む始末。罰ゲームか
そんなフランス人Pにとって、その日会ったばかりの私の名前(100%日本名)は複雑すぎたよう。

彼はあきらめて「おいニキータ!ニキータ!」

と、私を呼ぶようになったのでした。恐らく、この名前が彼にとって一番エキゾチックな感じがするものだったのでしょうw

他にも彼は2,3人ほど名前を覚えるのをあきらめて、彼らに新しく名前を授けていたのでした。

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